日時 2004年4月25日(日) 14:30~16:00
場所 大阪市立アピオ大阪 302号
当日の参加者は26名(一般参加2名含む)でした。
講演(というか情報紹介みたいなことになってしまいました・・・) 『ジャパンタイムズ掲載の家系調査について』
案内人 島野事務局長
概要(私が覚えている範囲で簡単に紹介)
3月14日付ジャパンタイムズ紙に「ROOTS」と題して家系図調査に情熱を傾けている人々の特集があり、当会会員数名が紹介されました。購読者は日本人半分、外国人半分だそうで、大げさに言えば全世界に当会のことが発信されたことになります。(下の写真)
掲載されるまでの経緯
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- ジャパンタイムズ紙では毎週日曜日のTIME OUTというコーナーで日本の色々なことを紹介している。
最近家系図作りがブームということで、家系図をテーマにしてその作り方や作ろうとしたきっかけを取材して、家族から自分を見つめることを目的としてテーマアップした。
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- どこから聞きつけたのか、取材担当者(女性)が当会のことを探し出し、島野事務局長に連絡があり、当会会員で首都圏在住の方に取材をさせて欲しいとの依頼があり、相手が女性ということもあり?快く取材に協力することを約束し、4人の方を紹介した。
相良孝志氏の場合
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- この日は東京よりご本人が参加してくれていまして、しかも奥様ご同伴でした。
大阪ご出身で終戦後東京に出て建築業に携わっていた相良氏は、小さい頃より自分の家の家系についいて興味がありましたたが、仕事が忙しくようやく20年ほど前より調査をはじめましたが、祖父が熊本藩の家臣で、女性関係で藩を離れそれ以前のことを家族に話さなかったため、手がかりはほとんど無い状態だったそうで、日本家系図学会の武田光弘先生より熊本在住の郷土史家の方を紹介してもらい、その方より相良家の情報をもらったことで、飛躍的に調査は進んだとのことでした。
- この日は東京よりご本人が参加してくれていまして、しかも奥様ご同伴でした。
熊本の相良といえば、肥後人吉藩主の相良氏が有名ですが、熊本藩士の相良氏もこの一族だそうです。
ところで、私の隣にいたN氏がアントニオ猪木のお母さんはこの人吉藩主の相良氏と関係があるから、相良孝志氏も親戚だなぁと言っていたので、後日調べてみましたが、確かに実家は相良姓でしたが、人吉藩主の相良氏の最近の系図を見ても猪木家との関係は見つけられませんでした(N氏のガセネタか?)。
市川香舟氏の場合
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- この日参加いただける予定だったそうですが、都合により残念ながら不参加でした。
ジャパンタイムズ紙の担当の方とは数回に渡って取材を受けられたそうです。
ご自分の家系調査に端を発し、その後色々な家の家系調査を手がけられたとのことです。
- この日参加いただける予定だったそうですが、都合により残念ながら不参加でした。
宝賀寿男氏の場合
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- 宝賀副会長はご存知の通り、古代氏族の系譜について研究をされていますが、昔より家系図というのは先祖に著名な人物を持ってきて創作されたものが多いため、信用できないという風潮があるが、全てが嘘というわけではなく、真実もそこに隠されているケースもあり、より多くの家系図資料を比較検討することで、真実の姿が見えてくることもあるので、研究は大事であるということを力説されていました。
田中涼二氏の場合
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- 残念ながらご出席いただけませんでしたが、ジャパンタイムズ紙の中で日本の家系調査で一番の資料となる戸籍について説明をされています。現在入手可能な戸籍は戸籍謄本と除籍謄本ですが、除籍謄本に関しては、80年間の保管期間ののち廃棄しても構わないとこになっていることや、明治から戦後すぐくらいまでは壬申戸籍という明治初期に作られた戸籍が閲覧できたが、最近はプライバシーなどの問題で、一般への閲覧はできなくなったなどを紹介されていました。
事務局からの連絡
(1)新たに1名の方が会員登録され、会員数は143名となりました。
この日、大分県より先日入会していただきました阿澄昌夫さんがご出席されました。 (2)当会理事の千鹿野茂先生が『都道府県別 姓氏家紋大事典』を出版されます。
本会会員は優待扱いになりますので、ご希望の方は事務局まで連絡ください。
(3)当会のシンボルマークを応募しまして、当日の参加者により投票で決めました!
と言いたい所でしたが、図案はほぼ決まったのですが、中に入れる文字をどうするかという問題が新たに発生し、次回4月の総会に参加者により決めることになりました。
(4)会報の原稿募集
発行は原則として年4回の例会日になりますので下記のとおりお願いします。
2004年 8月分の締め切り 6月末日
2004年10月分の締め切り 8月末日
内容は
地域情報の提供
質問コーナー
資料の紹介
運営・企画への提言
など何でも結構です。
会誌の原稿もよろしくお願いいたします。
会誌・会報の原稿の送り先、会誌のバックナンバー希望者は事務局長の島野穣 氏まで
閉会挨拶及び記念撮影
(報告者:馬原浩一)