J-Stage搭載する横書き会誌(電子雑誌)の発行について
昨今、歴史関係学協会の学術誌においても横書き化するところが増えてきております。
漢数字の視認性の悪さや入力の煩雑さ、注記の参照のしにくさ、縦書きそのものの読みにくさなど、縦書きのメリット(ほぼ訓読文や釈文を本文中に記載しやすいという点のみ)に比べてデメリットが非常に多いという意見も聞かれますし、クラウド型ワープロソフトを使用している場合は縦書きが不可能であるという事情もあり、横書きであれば投稿したいという方々からもメッセージをいただきました。
また、一般に、論文というものは他の研究者に引用されることで価値が認められ向上していきますが、タイトルが本サイト上に載るだけでは検索に引っかかりにくく、せっかくの良い内容の論文等であっても埋もれてしまいかねないので、GoogleScholar等でヒットしやすくなるようJ-Stageに掲載することが重要となってきます。
その流れがあり、令和6年総会において会誌の横書き化議案が賛成多数で可決成立しました。しかし、既存の会誌を横書き化することは、長年縦書きで執筆あるいは閲読することに慣れ親しんできた方々もおられることを考えると、良い方法とはいえません。
そこで、新たにWebコンテンツとして横書き会誌をご用意いたしました。縦書き派の方はこれまでどおり『家系研究』で、横書き派の方は新会誌に投稿いただければと存じます。
概要
『系図系譜学論究』又は『La Généalogie』の概要
誌名 | 『系図系譜学論究』又は『La Généalogie』。ご意見を募って決定。 |
投稿資格 | 会員・非会員を問わない。
投稿要領等に同意し、著作権の利用を許諾する者。 |
字数制限 | なし。ただし、編集・査読スケジュールの都合により、掲載が次号以降に遅れることがある。 |
文字の方向 | 横書き |
注記の位置 | 傍注(各ページ末)のみ。文末注は不可。 |
言語・数字 | 日本語。固有名詞や慣用句等を除き、アラビア数字。漢数字は、固有名詞や慣用句等、漢数字で記載することがやむを得ないものに限定。 |
出典の記載方法 | 基本的にこちらの文献引用方法に準じて、逐次詳細に記載すること(詳しくは投稿要領参照)。 |
発行の回数及び周期 | 年4回(2月、5月、8月、11月の各末日)を予定 |
締切 | 12月、3月、6月、9月の各末日を予定 |
発行の形式 | 電子ジャーナル(J-Stage上で掲載。公式サイト上でも掲載する予定)
※オンデマンド出版など紙媒体でも発行することを否定しない。 |
掲載記事の種類 | 学術論文、学界展望、調査記・調査報告、図書・史料の紹介、インタビュー、座談会、その他の記事 |
掲載記事の分野 | 国内外の系図・系譜を主たる対象とするものである限り、理論研究、実証研究、姓氏研究、親族研究、家族史、法制史、史料学、家紋・紋章学、言語学、考古学、歴史情報学、ハプログループ解析・遺伝子研究、医学・生物学など学問分野及び研究方法を問わない。 |
色 | フルカラー |
著作権 | 著作権(複製権、公衆送信権など)の利用許諾が必須 |
査読の有無 | 有り |
要約・キーワード | 必要 |
ファイル形式 | Googleドキュメント、Word、オープンドキュメント形式、リッチテキスト形式。※Googleドキュメントでの執筆を推奨。
系図の場合は、Googleスプレッドシート、Excel、PDFも可。 画像の場合は、jpg、png。 動画は、現状は対応しておりません。 詳細は投稿要領を参照してください。 |
投稿料 | 無料。ただし、掲載可又は条件付き掲載可の査読結果を通知した後に、取り下げる申出があった場合は、1000字につき1000円のキャンセル料(添削目的の投稿を防止するため。支払がない場合は掲載)。 |
書式等詳細 | 詳細は投稿要領を参照してください。 このフォーマットを使用してください。独自のフォーマットでは受け付けられません。 |
投稿先 | 投稿受付フォーム
※このフォーム以外からの投稿は受け付けません。 |
サンプル
横書き会誌のサンプルは以下のとおりです。